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7月28日は土曜の丑の日
土用の丑の日の由来
では「土用の丑の日」の中でもっとも有名な「夏の土用の丑の日」に、なぜうなぎを食べるのでしょうか? うなぎの旬の時期は夏ではなく、秋から初旬頃なのです。それなのに夏の「土用の丑の日」に、かば焼きやうな重などでうなぎを食べることが一般的になっている理由は何なのでしょうか?
鰻(うなぎ)を食べるのはなぜ?
夏の土用には「う」のつく食べ物を食べる習慣があったとご紹介しましたが、その代表格が「うなぎ」です。夏の「土用の丑の日」は、ちょうど暑さが一年の中でもっとも厳しく、夏バテになったり食欲不振となったり、体が疲れやすくなる時期。そしてうなぎは栄養価が高く、夏の暑さを乗り切るためのスタミナ補充にもピッタリ。そのため、江戸時代頃からうなぎを食べるならわしが定着していきたと言われています。
仕掛け人は平賀源内!?
さらに夏の「土用の丑の日」にうなぎを食べる風習が定着した理由に、江戸時代の平賀源内という学者が関係しているという説があります。もともと夏の暑い季節に、こってりとしたタレがついたうなぎを売ってもなかなか売れず、当時のうなぎ屋は苦心をしていたそうです。そんなうなぎ屋から相談を受けた平賀源内が、看板に「本日は土用の丑の日」と張り紙を作って店に張り出したところ、いいキャッチコピーとなって商売が繁盛したそうです。